デジタルメディア・プロデューサー 水口哲也 (6)

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かっこいい男とは


「突然なんですが、かっこいい男とはどういう人だと思いますか」
水口「うーん……かっこいい男」
山名「僕らからすると水口先生は世界で活躍してらっしゃるし、自分の作りたいものを追求してらして凄く魅力的な男性に見えるんですねやっぱり。仕事はちゃんとやってるし、でも好きなこともちゃんとやってる。なかなかそういう生き方ってできないじゃないですか。生活のために作るっていう人はいても、好きなものを作って生活することができるっていうのは今の時代限られた人なのでは」
水口「もちろん僕は生活のために仕事をしているし、やりたくないこともたまには人生の中にあるし、昔に比べると減りましたけど。でもそこ関しては引っ張らないですね。かっこいいか格好悪いかは分からないけど、最近考えるようになったのはコップの中に半分の水が入ってますと。半分しか入ってないじゃないか、半分も入っているじゃないかっていうのは同じことなんだって。やっぱり半分も入ってるから大丈夫だよって言い続けてると大丈夫になるんだよね。だからどうやって意識を+にもっていくかだよね。単純にポジティブで元気なだけってわけでもないんだけれど、その心構えが自然にね。できるようになるには時間がかかると思うんですよ。調子が悪いときはそんなこと考えられないし。お腹が空いていてひもじいとか、体の調子が悪くて元気が無いって時はなかなかそこにいけない。でもそうあり続けなければいけないんだろうなって。
 かっこいい男でいうと、僕が思ってるかっこいい男はかっこわるい男なのかもしれないな。かっこわるくてもいいっていうかね。例えば余計なこと気にしないっていうかね。本質的なものを常に見る姿勢っていうか。時には反社会的に見えるかも知れない、変人に思われることもあるかも知れない。でも自分なりの解釈を持っていて、筋が通っているっていうのがかっこいいと思うな。やってることが悪くちゃしょうがないけどね。人間なんか死んじまえばいいんだ! っていうのは自分の中で筋が通っていても共感はされないし」
―「現在のご趣味はどんな感じですか」
水口「趣味はないです。音楽は聴くし映画も昔ほどじゃないけど観るし、旅も相変わらずするし。でも趣味だとは思ってないですね。趣味なんかに時間を使うのはもったいないっていう」
―「生活の中で自然にやっているってことですか」
水口「というか物を作って表現するっていうのが何よりも大きいことなので、キーを切り替える必要がないんですよね。好きな事やって生きてるなら、生きてる事自体楽しいわけで。趣きがあって味わうことは自分のクリエイティビティを刺激するならやりますけど、例えば突発的にどっか行くとかね。山や温泉入りに出かけたりはしますね」

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