王様に聞く 王様の作り方(2)

「いつも誰かが未開の土地を切り開いてくれるんだ」
――今日は、よろしくお願いします。今回はインタビューの際、『王様』のことを『王様』と呼ばさせて頂きます。では早速ですが、音楽を始めたきっかけを教えて下さい。
う~ん、気付いた時には弾いていた気がするけど……。多分、7歳年上の『兄王様』、つまり僕のお兄ちゃんがギターを持っていて、ビートルズなんかを弾いていたんだよね。それを見ていたから、中学生になった時、自分も何か楽器をやろうかなと思ったんだ。
最初はドラムがカッコイイと思っていたんだけど、いかんせんお城(我が家)が小さくてね。ドラムを置くスペースが無かったんだ。それで、ふと『兄王様』を見るとギターを楽しそうに弾いているわけ。これはちょうどいいと思ってね。それから『兄王様』がいない時を見つけては、こっそりギターをくすねて弾くようになったんだ(笑)。

―― 『兄王様』もまさか自分のギターが勝手に使われているとは思っていなかったでしょうね。その時はどんな曲を弾いていたんですか。
やっぱり皆もそうだと思うんだけど、ギターの弾き始めはバレーコードが押さえられないんだ。FとかBとか……だから、AとかEなんかで弾ける易しい曲ばかりを夢中で弾いていた。T・レックスの『20センチュリー・ボーイズ』とかね。
―― その頃から洋楽を弾いていらしたのですね。
洋楽というかブリティッシュ音楽だよね。『兄王様』はよくビートルズを聴いていたし、『姉王女様』もカーペンターズが好きだったから、お城ではいつも洋楽が流れていたんだ。お城で邦楽が流れたっていう記憶があまりないかな。そんなお城で育った僕だから、自然と洋楽ばかりを聴くようになったんだ。
小さい頃から僕は、何を始めるにしてもまず、誰かがやっていることを真似するところから始まるんだよね。決して自分から新しいことを始めようとはしない。次男坊の宿命かな。ギターだってお兄ちゃんが弾いていたから弾き始めたわけだし、家族が洋楽を聴いていたから、自分も洋楽ばかりを聴くようになった。いつも誰かが未開の地を切り開いてくれていたんだよ。
- 2007年11月27日
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