王様に聞く 王様の作り方(9)

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「還暦記念、赤ちゃんちゃんこライブ」


 ――将来への不安などはありますか。


病気が不安かな。自分の体だけが頼みっていうところがあるから。今はマネージャーも付けず、事務所もマネージメントも全て一人でやっているからね、とても自由なんだよ。行ってきます!と元気良く家を出て仕事をすると思いきや、パソコンでゲームをするとかね(笑)。


でも、一人でやっているから、自分で何でも決めてしまえるんだよ。でもその反面、もしも自分が倒れたらこの事務所はどうなるんだろうといった不安はあるかな。
ただ打ち合わせ一つにしても、自分自身でやるのと、マネージャーを通してやるのとでは意味合いや感じ方も変わってしまうと思うんだよね。


どちらにしてもメリット、デメリットはあると思う。まあ、健康なら何とかなるかなとも思うよ。ほら、次男坊だから(笑)。

 ――では今後はどのような活動をしていこうとお考えですか。
 

還暦までは絶対やりたいね。還暦記念赤ちゃんちゃんこライブはもう自分の中で予定に入っているし(笑)。


あとコピーバンドを組んでレッドツェッペリンなども演奏したいな。親父バンドコンテストの審査員

後は『王様』から将軍になって海外進出なんかもしてみたい。まあ何にせよ、こんなふざけた格好をしているけれど、これはただの遊びじゃない。本気の遊びだぜ!というところギターで見せてやりたいかな。

「好きだからやっている。そういう人が輝いている」
 
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――では、最後に大学生に向けて一言よろしいでしょうか。
 

気付けばそばにあったというものを大切にして欲しい。ものになるには最低でも三~五年位かかるから諦めずに続けて欲しいんだ。『王様新聞』なんて十六年も続けているわけだし。継続は宝なりかな。


最近は就職にしても大学にしても、没個性化が進んでいる気がするんだ。
きっと就職も大学のシステムも本来の意味からずれたところに作られてしまっているんだろうね。だからこそ好きなことがあるならそれを一生懸命やってみる、そんな時間が必要なんだと思う。


中学、高校、大学の時点で、自分の好きなことが見つかっていて、それをやることに自信があるなら、試してみるのも素晴らしいことだと思う。きっと何をしたら良いのか分からないというモラトリアムも、何かを始めてみる、そしてそれを継続することで解消されていくと思うんだよね。
やっぱり、好きだからやっている、そういう人が一番輝いていると思う。アイドルの後ろで助っ人としてやっている人でも、アルバイトでも、ロックバーを回っている人でもすごい人は、やっぱりすごいんだよ。


それは音楽に限らずどの世界でも言えることだと思う。今は昔とは違ってテレビ至上主義ではなくなってきているよね。インターネットなど、伝え方も多様化していると思うんだ。


そんな中で、すばらしい人たちが、自分の好きなことを、自分自身の力で表現していく、そういうものに触れたり、出会うとそれは嬉しいことだよね。だからそういう人たちが増えて欲しいと思っているし、また、そういう人たちとたくさん出会いたいと思っているんだ。

――今日は本当に長い時間お話を聞かせていただき、どうもありがとうございました。


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インタビュアー 企画 千原和樹 テープ起こし・構成・編集 能勢高雄 写真撮影 川島桂 太田鉄哉

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