書家 石坂雅彦 インタビュー(5)
第五回 もっと書をみよう
今回先生にインタビューをさせていただくことになって、慌てて書の本を読んだり展示を見に行ったりしたんですが、先生の書かれている古代文字をはじめ、触れたことのなかった字がたくさんあって、単純に今それがおもしろくて、書に対してとても興味が沸いています。
石坂 一般的に考えられている書と、我々がやっている最先端、といっていいのかどうかわからないけれど、の書には大きな差があって、一般の人は知らないですよね。だから若い人たちにもっと今の書を見てもらいたい。そうしないと書の世界もだんだん先細りになっていっちゃうからね。そういった意味では、私の授業をとっている学生たちは興味を持ってくれているようですから、街で書の展覧会を見つけたらスッと入ってくれるんじゃないかな。そんな点を生かすためにも、日芸にも書専攻とまではいかなくとも高校書道の免許が取れる位の講座があってもいいのかな。

校外授業で見学に行かれたりはしないんですか?
石坂 それがね、毎年春に西川寧門下の展覧会が銀座画廊であるんで、授業のある土曜日に連れて行こうと思うんですけれど、いつも新入生歓迎行事と重なって休講になっちゃうんです。他の学校で連れていくと必ず「先生の書はイメージと違います」と言われるんですよ(笑)。
確かに。私も、もっと流れるような繊細な字を書かれるのかと思っていました。
石坂 でしょう?(笑)そういう字もいいんですが、私はあまり好きじゃない。そういう字を書くくらいなら、書はやらなかったでしょうね。
今日はどうもありがとうございました。(川島ドリアン)
- 2006年09月25日
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