落語家 三遊亭白鳥 インタビュー(4)

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――ちなみにネタはどのように考え、どのように選択して寄席で披露しているのですか?

白鳥 他の噺家さんとダブらないようにしようとかね、毎日、少しずつネタを変えたりしてます。最近は特に意識してアンテナ張らなくても、ネタを選別できるようになりました。ネタにするために映画をみよう、とかそういうのは全然駄目。日々の積み重ねで、選別できるに到るまでは、何百というネタの蓄積が沈んでいるんですよ。

――白鳥さんは新作落語で有名ですが、新作落語と古典落語との違いはなんですか?



白鳥 落語はもともと、新作・古典の区別はなかったんですよ。それを批評家が名付けた。自分で新作を作る人っていうのは、日本の噺家五〇〇~六〇〇人といわれる中の、五十人はいないよね。それだけ、自分で作ったネタで、一般のお客さんを笑わせるっていうのは難しい。それを、商売としてやっていくのは、本当に難しい。僕は同じものをやるのが嫌いなんで、毎日オチを変えて試してみるんです。いつも「実験」。ウケるすれすれの兼ね合いを練り直してね。僕、目が悪いけど、会場のお客さんは雰囲気で分かる。今日は田舎からわざわざ出てきてくれたお客さんが多いとかね。



――そもそも白鳥さんの師匠、三遊亭円丈さんも新作の教祖と呼ばれてたんですよね。



白鳥 そう、それで弟子入りした。高座にあがっても始めはお客さんに全然ウケないんだけど、徐々にウケて、自信がついてくると、師匠も認めてくれるようになってね。師匠と弟子の関係って、男女の関係にも似ているよね。他の弟子に嫉妬されたり、あんまり近づき過ぎても、また分かれてしまったりね。今は、あんまり師匠とは会わないようにしている。あんまりでしゃばると、下の子が育ってこないからね。


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