ところで、師匠は漫画喫茶がお好きと伺ったのですが。

いや、漫画喫茶が好きっていうより、いい店があったんだよ。なくなっちゃったけど。椅子がすごく良くてね。丁度いい具合に寝られたんだよ。本1時間見たら寝て、また起きて見て、ってことができたんだ。なくなって今でもショックだね。2日にいっぺんは行ってたから。本当、置いてるものは漫画だけじゃなくてね。新聞や週刊誌だとかあらゆるものが置いてあった。結局5年間通ったけどね。あそこで充分、勉強もした。個室じゃなかったんだけど、俺は本読んでタバコ吸って、他のお客の表情を見るんだよ。それが好きなんだよね。だってほらあの、ハゲ頭の親父が漫画見て笑ってる顔がおかしいんだよね。ああいう変な空気が好き。もうあれがなくなって、人生の楽しみの4分の1くらいはなくなっちゃったね。ショックだったね、あの漫画喫茶がなくなってね。でも今は江古田銀座通りの「松風窓」(http://www.sho-fu-so.net)という喫茶店でネタを考えている。とても良い店なので、一度行って見て下さい。やみつきになりますよ。
一連のお話を伺いまして、落語界でも漫画喫茶とか喫茶店をそういう風に活用されているのって師匠だけでは?
そうだね、ただ家帰ってただテレビ見たり、パソコンいじる以上に大事なことだよ。日芸OBの三遊亭白鳥は漫画喫茶を利用しているみたいだね。